毎年この時期はペルセウス座流星群を富士山に登りながら見る。
疲れて立ち止まったとき、空を見上げるとスーッと流れ星が流れるのを見られるもんだから、その辺の邪魔にならないところにリュックを放り投げて、しばらくペルセウス座流星群休憩となる。
今年はまったく富士山に登る気になれなかったので、自宅から車で山の方に走り、外灯や近くに明かりのない駐車場を調べておいて流星群観察に出かけた。
今年のペルセウス座流星群は8月13日16時頃に極大を迎えると予想されているが、8月15日が満月のため月明かりの影響でイマイチな条件。
でも、13日朝の薄明前のほんの短い時間だけ(月が沈んだ後から薄明が始まる前の1時間程度)は条件が良さそうなので、その時間を狙って家を出た。
午前2時に子どもたちを起こし、厚手のレジャーシートを持って車に乗り込んだ。
夜中でもモワッと暑いので、オヤジは半袖に半ズボン。
空には、雲がかかって星は2つくらいしか見えない。
15分くらい車を走らせると、もう山。田舎やでね。
山の中の駐車場も貸し切りで誰もいないので、真ん中に車を止め、レジャーシートを敷いて家族5人で寝転んだ。
雲の切れ目には星が見られるけど、ちっちゃい切れ目。
15分くらい見ていたけれど、なかなか雲がいなくならないので下の娘は飽きて車の中へ。
息子は夜中の探検に出かけ、嫁さんと上の娘の3人。
ジーッと寝転んでいると、風が気持ちよくて、ちょっと寒くなってきた。
気付くと雲がいなくなっていて、星空がよく見える。
時間は2時半から3時くらいだったか。
近くに蝉もいるのがわかるけど、暗いうちは鳴かないのね。
寝転んで空を見ていると、目がいろいろな方向を探すもんだから、視界の端っこで白いのがスーッと消えるのがわかる。
でも、ひとりだけだと、やっぱ違うのかな?ってなるので、全員「あっ!」って見えたのがやっときた。
まずはひとつ目の流れ星、ほぼ真上で流れるのがはっきり。
以前、御嶽山の駐車場に向かう途中で見た流れ星は、もっとたくさん流れた。
根尾あたりで見た、冬の流れ星はもっとキレイだった。
今回のペルセウス座流星群は白いスジがスッと消える。
もっと降ってくるような流れ星が見てみたい。
しばらく流れ星をカウントしていると、寒くなってきたのか娘のくしゃみ。
みんな上向いて寝転んでるもんだから、降ってくるのは娘のくしゃみの唾。
うわってなりながらも、星空を見ながらカウントしてると、みんなで確認出来たのは1時間に8個かな。
途中、風邪引くといけないので上着を着たけれど、蚊にはずいぶん刺されたみたい。
あちこち痒いわ。
トイレに行きたくなったので、そろそろ撤収。
3時半くらいかな。
レジャーシートをたたみながら、空を見てるとまた流れ星2つ。
全部で10個も見られればいっか。
明るくなるまで見てたいけど、そろそろ眠いし。
車に乗り込んで、また15分。
家について車を止めると、また見えた流れ星。
ん〜、11個目。
家からでも見られるんかい。
でも、たまには家族で流れ星観察なんてステキでしょ。
うちでは、子どもたちが小さいときからやってるけど、もう十分いい大人。
よくついてくるなって思うけど、オヤジはだいぶ嬉しいのだ。
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