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蝉とセミオトコと私

日記
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毎週金曜日の夜のお楽しみはドラマ「凪のお暇」からの、テレ朝の「セミオトコ」が決まり。
まぁ、TVerとかGYAO!の無料動画配信で見るから順番はどっちでも。

いいことなんてまったくない…さえないアラサー女子の前に、
突然ちょっと変わった、でもすごく美しい年下の(セミの)王子様が現れ、こう言った。
「あなたの望みを叶えるから、7日間、一緒にいて良いですか?」
この夏もっとも切なくて、だけどほんわか笑える、セミとアラサー女子の7日間だけのキセキのラブストーリー。

セミオトコHP

そろそろドラマも終盤にさしかかり、セミオの残す時間もあと2日。
夏もそろそろ終わるのか、昼間に聞く蝉の声もツクツクボウシに変わってきた。

セミオは蝉だけに7日間しか生きられないのか?
最後は人間のまま、おかゆサンと幸せになって欲しいと思うが、どんなラストになるんだろう?
『うつせみ荘』の住人も温かくて、それぞれにみんなステキ。
このドラマも続きが毎週楽しみな作品だ。

この夏、うちの仕事場にも蝉がよく来るようになった。
毎日、毎日、同じ場所まで飛んできて、必ずそこで息絶える。
それは、女子トイレの前。

で、若い女の子たちは、蝉を触れない。
なので、おっさんの出番となる。
まさに、セミトリオトコ
ひっくり返った蝉をつかんで、外に出すのが役目。

はじまりは、蝉のおかげでトイレのドアが開けられず、トイレをガマンしていた女の子が、おっさんを呼びに来た。
蝉さわれますか?って。

子どもの頃は、段ボール箱いっぱい蝉をつかまえてきて、家の中で箱を開け、こっぴどく叱られたこともある。
さわれるよって、蝉をとってあげると、もう限界でしたってトイレに駆け込んだ。
それ以来、おっさんはセミトリオトコ。
夏の間だけの仕事。

うちの会社の女子トイレの前の蝉も、みんな「Hey! Say! JUMPの山田涼介」くんみたいな「セミオ」だったら、女の子たちトイレに行ったっきり帰ってこないやろうなって思いながら、そっと蝉を外の草の中に出す。

夏もドラマもセミトリオトコもそろそろ終わるのか。
あんだけうるさかった蝉の声も、ちょっと寂しい気分になるな。

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